【節約・貯蓄】若い女性に多い不安貧乏から脱却する「不安払しょく節約術」を紹介

若い女性の中には「とにかく将来が心配だから」という理由で保険にたくさん加入している人がいます。
また同じく将来の不安から「元本保証の投資しかやらない」という人もいるのです。
多すぎる保険の加入は、掛け金の増大により貯蓄の妨げになっていることがあります。
元本保証がある投資はありません。
いかにリスクと上手に付き合うかのテクニックを身につけることが大切なのです。
このように「不安」は、節約と貯蓄を妨げる敵となっていることがあります。
今回は、将来設計が未確定の若い女性に多い「不安貧乏」にならないコツと不安を払しょくして節約貯蓄する方法を紹介します。

不安貧乏の一番の特徴は「保険貧乏」

若い女性の中には「保険は貯蓄の一部」と思っている人がいます。
しかし、貯蓄と保険は違うものです。
貯蓄はお金をそのまま貯めることができるけれど、保険はあくまでも掛け金を払って保険という名のサービスを買っていると思った方がいいでしょう。
若い独身女性の多くは「自分が病気になったとき助けてくれる配偶者がいない」という不安感を持っているようです。
働く女性が増えている中で、初婚年齢は高くなり「自分が病気になるころには親も高齢になり頼りになるかわからない」と不安に思っている女性が増えています。
そこで、その不安を取り除くためにたくさんの保険に加入することになるのです。
病気になったときの「医療保険」、がんになったときの「がん保険」は当たり前で、手術をすることになったら大変だと考えて医療保険にいくつも加入している人もいます。
しかし若い女性にとって必要であり、優先させるべきものは、なるかわからない病気の保険よりも「貯蓄」です。
毎月1万円以上の掛け金を医療保険に払っているならば、保険を見なおしてみるといいでしょう。
1万円のうち、保険の掛け金は3000円程度に抑えて、残りの7000円は貯蓄に回したほうが賢明かもしれません。
貯蓄は、いざというとき「医療費」に使うこともできるのです。
医療保険やがん保険は、支払われる条件が細かく決められています。
貯蓄で貯めたお金は、自分の判断で必要な時に必要な分だけ使うことができるのです。

どうなるかわからない不安はお金ではなく「知識武装」で備える

若い女性の中には、自分のことだけでなく親に関する不安まで背負い込んでいる人がいます。
とくに「介護」に関する不安は強いようです。
漠然と「介護はお金がかかる」と思い、ひたすら節約生活をして貯蓄に励む女性もいます。
一見、とても親孝行な女性に見えますが、介護不安は「知識武装」することで乗り越えられることもあるのです。
「介護はお金がかかる」という人は、もしかしたら介護保険についての知識が乏しいのかもしれません。
介護が始まったとき、自費ですべてをまかなっていたら1000万円の貯蓄があっても、あっという間になくなってしまうかもしれません。
親の介護をすることになると、きっぱりと仕事を辞めて実家に入る女性もいますが、そんなことをしていたら、どんなに頑張って貯蓄をしていたとしても、あっという間に底をつくのです。
それよりも、正しい知識を知っておくことの方が、よっぽど貯蓄を無駄にせず、堂々と節約介護をすることができます。
「親の介護が必要になったらどこに連絡をして何をすべきなのか」、「親が認知症になる前に把握しておくべきことは何か」の二つをおさえておくだけでも、もしかしたら無駄なお金を使うことはなくなるかもしれません。

リスクゼロのコツコツ時代は終わった!リスクを恐れず上手に付き合う

マイナス金利の時代に「元本保証でお金を増やす」ということは難しいでしょう。
普通預金に貯蓄しておけば元本は安心ですが、増えることもありません。
最近は普通預金に預けているだけでは、手数料等の支払いで逆にマイナスになってしまう可能性もあるのです。
「投資は不安だから」という理由だけで、投資を避ける時代は終わっています。
投資を避けている人ほど「投資と言えば株式投資」と思っている人が多いのです。
昔は一部の富裕層だけであった不動産投資も、REITの知識があれば一般の人でも手が出しやすくなっています。
「元本をゼロにはしたくない」と思うのならば、金投資やプラチナ投資という方法もあります。
節約好きな若い女性やコツコツ貯蓄する若い女性は、真面目で家庭的な印象を受けますが、それだけでは生き残れない時代になりつつあるのかもしれません。
仮想通貨のように知識不足では難しい世界もありますが、すべての投資を「私にはわからないから」と避けていてはもったいない話です。
投資にリスクはつきものです。
そのリスクを自分は受け入れられるのかを判断する判断力もこれからは大切な節約貯蓄スキルでしょう。

まとめ

「節約と貯蓄」という言葉の響きには保守的で家庭的な響きがあります。
しかしこれからの「節約と貯蓄」は攻めの時代です。
正しい知識で武装して攻めていってみてはいかがでしょうか。

生活

Posted by mono