朝や空腹時の口臭が気になる!生理的口臭の原因と改善方法は?

朝や空腹時の口臭が気になる!生理的口臭の原因と改善方法は?

生理的口臭について

生理的なお口のニオイは、病的なものとは異なり、常に周囲の人たちを不快にするというわけではなく、時々不快にさせる程度です。周囲の人たちが不快に感じる距離は、おおむね相手の顔から30cm以内となります。一般的には、本人も気づかないようなニオイの場合も多いのですが、自分の口のニオイが気になり不安になると、より感じるようになるという特徴があります。
このページでは生理的口臭の原因と対策について紹介します。

生理的口臭の原因

生理的なお口のニオイは、誰にでもあるニオイです。特に、起床時や空腹時、緊張時には、ニオイが強くなります。これは、唾液の分泌量が、減少してしまう状態にあるということが原因となります。唾液の量が少ないと、口内に細菌が繁殖して揮発性硫黄化合物(VSC)という、口臭の原因物質をたくさん産出します。
また、女性の場合には、生理や妊娠時などのホルモンバランスの変化に伴って、お口が臭くなります。また、民族的な口臭も存在していますし、それぞれの年代特有の臭気も存在しています。乳幼児期・学童期・思春期・成人期・老齢期のそれぞれの年代には加齢臭が存在するというわけです。

生理的口臭の対策

誰にでもある生理的口臭は、治療の必要はありません。対策方法としては、歯磨きで口内の細菌やVSCが減少すると、ニオイはかなり軽減されます。また、食事をしたり、水分を積極的に摂るようにすることで、唾液の量が増加すれば、お口のニオイは弱まります。つまり、生活習慣の改善が、効果的な対策法というわけです。
生理的なお口のニオイの場合には、唾液の分泌量の調整や、唾液の代わりとなる水分の補給をすることによって、対処することができますので、「唾液を出そう」「水分を摂ろう」という知識を持っていれば、必要以上に、深刻に悩む必要はありません。起きた時にはすぐに歯磨きをし、空腹時には水分補給をしっかりと行い、緊張しやすい方は、ガムを噛んだり、水分を補給するなどの対策を行いましょう。

健康

Posted by mono