しもやけ の症状│手足の指先の腫れや水泡つらいひび割れ
前回はしもやけの原因について詳しく調べてみましたが、このページでは症状について詳しく紹介したいと思います。
しもやけの症状を詳しく解説
しもやけは凍瘡と呼ばれるように、冬場の寒い時期に発症しやすい病気です。日本では冬になると氷点下になる地域があるほど気温が下がるので、非常に馴染みの深い病気の一つですね。
しもやけの症状には、痒みや痛みにも個人差があったり、発症しやすい体質があったりと、人によっても多少の違いがあります。
ここでは、しもやけの種類から発症しやすい部位、発症しやすいタイプなどに分けて解説していきます。よく間違われやすい、あかぎれとの症状の違いについても説明します。
樽柿型と多形滲出性紅斑型の2種類
しもやけの症状は、大きく2種類に分かれます。
樽柿型(たるがきがた)の症状
手足の指先に出やすい症状が樽柿型です。樽柿型のしもやけは、発症すると指先を中心として熟れた柿のようにぷっくりと腫れ上がります。
症状が悪化すると手足が赤紫色にうっ血し、ゴムのような硬さに腫れ上がります。ひどいときは水泡が発生し、痒みを伴うため破れてただれになったりもします。
手足の内部では血行障害を起こしており、正常に血流が巡っていないことから発症します。
多形滲出性紅斑型(たけいしんしゅつせいこうはんがた)の症状
多形滲出性紅斑型は、頬や耳に出やすい症状です。全体的に赤い発疹ができ、こちらも悪化すると水泡が現れてただれなどに繋がります。
こちらも同様に血行障害が原因となっており、寒さによる血管の伸縮によって引き起こされます。
しもやけになりやすいタイプ
しもやけと言うと幼児や小学生など、子供に多い病気のイメージですが、大人でも女性を中心に多くの人が発症しています。
特に冷え性の女性に多いとされるほか、遺伝しやすいというデータもあります。兄弟や両親など、身内にしもやけの人がいる場合、適切な予防法や対策をする必要があります。
しもやけ・あかぎれ・凍傷の違い
しもやけと間違われやすい病気に、”ひび“や”あかぎれ(皹)“があります。どちらも手足を中心に発症するので混ぜて考えられがちですが、しもやけは血行障害によりますが、ひび・あかぎれは患部の水分が低下することによって発症することから、まったく別の症状となります。
また、しもやけの正式名称である凍瘡と似た凍傷という症状がありますが、どちらも気温の低下を原因とするものの、しもやけは3℃前後の気温で発症するものに対し、凍傷はアラスカや冬山などの氷点下の過酷な環境で引き起こされるもので、別々の病気となります。
しもやけの症状を調べてみて
自分も子供の頃によくなっていたのですが、手足に出るもののイメージしかありませんでした。ほっぺたや耳たぶの発疹もしもやけだと初めて知りました。
また、凍傷はしもやけの悪化したもののイメージを持っていましたが、凍傷はそもそも皮膚細胞を壊死させていしまう別物だということも初めて知りました。
もう何年もなっていませんが、小さいころの嫌なイメージは未だに持っています。次回は、霜焼けに対する予防策や対策方法について調べてみたいと思います。しもやけでお困りの方は、ぜひそちらもご覧ください。