コロナウイルスにアロマオイルは効くのはデマ？抗菌・抗ウイルス作用の根拠！

2020年4月10日2020年5月2日

アロマオイル（精油）がコロナウイルスに効果があるのはデマなのでしょうか？

コロナウイルスが日本だけでなく、中国、韓国、イタリア、イギリス、アメリカなど世界中で流行しています。そんな中、アロマオイルに抗菌作用があるため、風邪やインフルエンザ、コロナウイルスの予防ができるという情報が拡散されはじめました。

アロマオイルによる抗菌スプレーや抗ウイルスジェルは効き目があるのでしょうか。

アロマオイルとは？

アロマオイルは植物の天然精油をアルコール、植物油などでうすめた製品です。アロマセラピーは、アロマ（精油）を使って香りを楽しむものです。

室内の香りを自由に変えることができるのが魅力です。

このアロマオイル、抗ウイルス作用はあるのでしょうか。コロナウイルス、インフルエンザ、風邪に打ち勝つ抗菌ジェルにアロマオイルを垂らしたり、何種類かをブレンドしてアロマオイルの抗菌スプレーを作る人もいます。

アロマオイルに抗ウイルス作用があるという人もいますが、実は医学的には根拠はありません。

アロマオイルが「抗菌ジェル」や「抗菌スプレー」の抗ウイルスができる根拠は、いくつかあります。それが、アロマオイルによる作用です。

アロマオイルに使われるハーブは、古代で薬草として愛されてきた草花も多いです。古代ローマ時代では医療用として使われてきた香りの力。

アロマオイルを使うことで、ハーブの力を生活に取り入れることができ、香りで免疫力を高めることもできます。免疫力が高くなることで、菌やウイルスに強くなり抗菌や抗ウイルスできる発想につながります。

アロマオイルは、香りを嗅ぐことで眠りを深くする効果やストレス軽減効果があります。

インフルエンザや風邪をひきやすい状態は、ストレスが多くあり、精神的にも肉体的にも疲れてしまっていることも多いもの。

アロマオイルを使ってストレスを除去し、免疫力を高める効果につなげることができ、安眠することで眠りの質を高めてリラックスできるようになります。

コロナウイルス、インフルエンザ、風邪対策にどんなアロマオイルを使うのがいいのでしょうか。

フトモモ科コバノブラシノキ属の植物。細長い葉から精油を抽出します。精油には消毒作用があり、皮膚をきれいに保つためスキンケア用品に使われることもあります。皮膚の刺激があるので、シネオール含有量が少ないものがおすすめです。殺菌作用、抗炎症作用、免疫促進作用があります。

シトラールが配合され、虫よけとしても使われているアロマオイルです。殺菌成分、抗菌成分、抗ウイルス成分があります。

シソ科、ハッカ属の植物。ミントのほか、ハッカ油として販売されていることもあります。清涼感のある香りが特徴。ミントのガムには口内を殺菌する作用があるといわれ、香りをかぐことで鼻の通りをよくする効果もあります。

メントール成分がすっきりとした香りです。メントールに殺菌成分、抗菌成分、抗ウイルス成分を含みます。夏には清涼感のある入浴剤に使われます。

森らしい香りがします。殺菌作用、抗菌作用があります。抗ウイルス作用、抗菌作用、抗炎症作用、去痰作用があります。

ミイラの名前が由来。古代では抗菌作用、殺菌作用に優れることからミイラ作りに使われてきたアロマオイルです。ウッディで個性的なクセのある香りです。入浴剤として使うほか、他のアロマオイルと一緒にブレンドするのもおすすめです。

ラベンダーも抗菌作用があることがわかっています。フローラル系で万人に愛される香りです。定番のルームフレグランスとして使うほか、アロマオイルをお風呂に入れてアロマバスにすることもおすすめ。また、マスク用のスプレーとして使われることもあります。

今では100均のダイソーでも売っているアロマオイル。生活の木や無印良品、MARKS&WEBのような全国に店舗のある雑貨店でも売っていて、同じアロマオイルも店舗によって香りが若干違います。

香りを純粋に楽しむルームフレグランスはもちろん、抗菌作用、抗ウイルス作用の高いハーブから抽出されたアロマオイルは古代医療に使われていた根拠もあり、インフルエンザや風邪予防、コロナウイルスになると言われていることも、あながちガセ情報とは思えないです。

ディフューザーを使って部屋全体に香らせることで湿度コントロールができます。お風呂にアロマオイルをたらして呼吸を深くできたり、眠りを深くして免疫力を高めたりできる効果的なアイテムなのかもしれません。

Posted by KIKO