胃下垂の原因│痩せてるのに下っ腹がぽっこりお腹になっている人必見!
痩せてるのにぽっこりお腹になって太っているように見えてしまう胃下垂。痩せている女性に多い病気ですが、男性にも多くの患者がいると言われています。
体型自体がスリムでも、お腹だけ出ているように見えてしまうため、見た目にコンプレックスを抱えてしまう人が多いのが特徴です。
生まれつき胃下垂の人もいれば、年齢を重ねてからなってしまったと人も多いのですが、なぜ胃下垂になってしまうのでしょうか?今日は、胃下垂の原因についてまとめてみたいと思います。
胃下垂の原因となる三大要因
胃下垂になってしまう原因として、大きく分けて3つの要因があります。それぞれ関連性はあるものの、根本の原因は異なるため、改善方法や治し方も変わってきます。
まずは、自分が胃下垂になってしまった原因をきちんと把握しましょう。
胃下垂の原因① 身体的要因
腹筋・内臓周辺にある筋力の低下
胃下垂の原因として一番多いのが、腹部の筋力の低下です。
本来であれば、腹部周辺の筋肉や脂肪により、内臓が肋骨内に収まっています。ところが、腹部の筋力低下や脂肪がなくなったりすると、内臓を正常な位置に支えることができなくなり、下腹部の方に下がってしまいます。
本来必要な脂肪分や筋肉が削ぎ落とされることで起きるのですが、近年のダイエットブームなどで無理に減量する人が増えたことから、胃下垂の人も増加していると考えられます。
出産・病気・腹部の手術
ホルモンの病気である脳下垂体不全や甲状腺機能亢進症がきっかけで胃下垂になる人もいます。また、腹部の病気や怪我に伴う手術も要因になりえます。
女性の場合は、妊娠と出産を繰り返すことで、胃下垂になってしまったという例もあります。ただし逆のパターンもあり、妊娠して子宮が大きくなることにより胃が押し上げられ、胃下垂が治ったという例もあるのです。
骨盤の歪み・胸郭の潰れ・側湾症
骨盤の歪みが原因で胃の位置が下がってしまい胃下垂になる人もいます。またその逆で、胃下垂が原因で骨盤が歪んでしまう人も多く、胃下垂の人は大抵が骨盤全体又は片方が下がっており、猫背になっている人が大勢います。胸部のつぶれや側湾症も同様に、胃下垂の原因となっています。
胃下垂の原因② 心理的要因
ストレスによる胃の機能低下
病は気からと言いますが、ストレスも胃下垂の原因の一つとして挙げられます。
ストレスを引き金に、副交感神経(自律神経の一つ)の不調やホルモンバランスが崩れることにより、胃の機能に支障が出る場合があります。それに伴い、消化不良で食べ物が長時間胃に留まってしまい、胃に負荷がかかってしまいます。
この状況が続くことにより、胃の位置がだんだんと下垂してしまうのです。
胃下垂の原因③ 生活習慣
暴飲暴食
暴飲暴食も胃下垂の主な原因の一つです。胃に食物がたくさん入ってくると、充分に消化できず胃に負担がかかってしまいます。また、重みが持続的にかかることにより、横隔胃筋という収縮筋が伸びてしまい胃下垂となってしまいます。
年末年始など一時的であれば症状も一過性で終わることが多いですが、暴飲暴食が続いた場合は症状も慢性化しやすくなります。
食事の際によく噛まずに食べる
食べ物をよく噛まずに食べることも原因になりやすいです。これは消化不良を引き起こし、胃に負担がかかるためです。
姿勢の悪さ
前述の骨盤の歪みと関係しますが、日頃の姿勢の悪さも原因となります。姿勢の悪さが体のバランスを崩し、本来内蔵を支える役割を満たせなくなるためです。
胃下垂は原因に合った改善方法が必要
胃下垂の主な原因を紹介させていただきましたが、該当する原因はあったでしょうか?
自分も慢性的な胃下垂に悩んでおり、当てはまる原因としては『暴飲暴食』と『姿勢の悪さ』が該当しています。あらためて見返してみても、日頃の生活習慣で改善できる要素が多く、不摂生は健康に良くないんだなあと実感しました。。。
別の記事では、胃下垂の治し方や改善方法を紹介していきますので、そちらも参考にしてもらえると嬉しいです。