10月から増税!交通費の対策法としてできること3選【9月末までにやっておこう】
2019年10月1日から、いよいよ消費税が8%から10%に。引上げに伴って家計が苦しくなる……と考えている人も多いはずです。そして、普段、通勤や通学に電車を利用している人は、JR東日本をはじめとした運賃・料金改定も発表されました。
9月30日までにやっておけることとは何があるでしょうか。
きっぷ購入で10円の損……?計算方法
2019年7月現在、「改定率が110/108になる改定」が発表されました。これは、今まで8%の消費税率で計算されていた乗車券運賃が、10%の消費税率に合わせることです。要するに、「定期代など交通費が確実に高くなるということ」!
初乗り運賃は、こちらを参考にできます。
- ICカード利用時は144円→147円
- きっぷ利用時は、現行運賃が140円→150円
ICカードなら、初乗り運賃は「たった3円」の差額と思いますが、「えっ!きっぷだと3円が10円になってる……。」と驚きます。
10円とはいえ、往復で20円、これが平日20日間乗車利用すると20円×20日間で400円の差。それが12ヶ月、1年分だと4,800円……。もちろん、これは初乗り運賃。2区間、3区間、他県からの通勤や通学だともっと差額が開きます。
会社から交通費支給されるのならいいかもしれませんが、大学や高校などで交通費を定期券で購入しているのなら差額が痛い……。そのため、9月30日までにできる対策をあらかじめ練っておきましょう。
対策方法①:ICカードにする
自分が利用している交通費、144円→147円のようになり、きっぷだと損をしてしまうのなら、ICカードにしましょう。これは既にやっている人も多そう。ICカード払いだと1円単位で払えるので、きっぷを買うよりお得です。
ICカードの発行をするならポイントサイトを経由して作ると、ポイントがもらえることもあります。10月近くになると混みあいそうなので、早めに手続きしておくことが必要です。
東京だとSuicaが主流ですが、
- PASMO
- manaca
- PiTaPa
- SUGOCA
- はやかけん
- nimoca
- ICOCA
- TOICA
- Kitaca
と全国にあります。今回はJR東日本の資料を見ましたが、他も鉄道運賃は上がる予想です。
対策方法②:回数乗車券を購入(9月中に購入)
JR東日本には、回数乗車券があります(参考)。
回数乗車券は200km以内の区間で、11枚つづり。有効期間は3ヶ月間ではあるものの、あまり乗車頻度が高くなく、雨の日に乗るくらいなら回数券購入がおすすめです。
回数乗車券の定義は、
“片道普通乗車券の運賃の10倍”
なので、片道のきっぷが値上がりすると、必然的に値上がりしてしまいます。
2019年7月現在、電話で問い合わせしたところ、「9月中に買った回数乗車券が10月以降もお得なきっぷとして使えるかはわからない」とのことでした。また、わかり次第追記します。
対策方法③:定期券購入(9月中に購入)
子供が通学に使っている場合だと、ICカードでジュースなど必要ないものを買いこまれてしまうこともあります。そんな場合は9月中に定期券を購入しておく方法も考えたいものです。
10月からの定期券代金を節約することができます。
「期間」(1・3・6ヶ月のいずれか)を選び、「確認する」を選択します。継続購入では、現在使用中の定期券の有効終了日の翌日から使用開始となる定期券が購入できます。
新規購入では、使用開始日の14日前から購入できます。そのため、10月からの定期券なら、9月中旬に買いに行くようにしましょう。ボーナスを貯蓄したり、アルバイト代を貯めておいて最長6ヶ月を購入するとお得……?学生なら春休みが長いこともあるので、3ヶ月にした方がお得になるケースもあります。
余談:きっぷ購入の方が安いケースも
対策方法の①で、「交通系ICカードにする」ことを節約方法として紹介しました。しかし、ICカード支払いが必ずしもお得なわけではありません。
とてもわかりにくいのは、「幹線・地方交通線では、ICカードを利用時よりきっぷ利用時の運賃が安くなる区間」があることです。例えば、ICカードだと594円の区間は、四捨五入なのできっぷ購入で590円になります。
9月末までに何らかの対策を!
基本のICカードを発行してお得にするほか、きっぷ購入派の人におすすめなのは、回数乗車券。現時点ではお得になるかわからないとのことでしたが、9月末までに買っておくことで少額ではあるもののお得になります。
通勤手当で電車料金が出るならいいですが、そうではない場合、対策をしておきたいものですよね。