亀の子たわしが進化してる!ボディブラシやクリスマスツリーなど進化系を紹介
日本の伝統的な掃除道具の「亀の子たわし」。
明治40年に創業した亀の子たわしの会社、亀の子束子西尾商店が作った製品です。
日本製のたわしとして台所にある茶色のたわしは、100均にもあるほど定番の掃除道具。ヤシの木を原料にした天然素材を使った掃除道具の束子は、シンク磨き、靴磨きなど掃除道具として使われてきました。この亀の子束子が、時代の変化に沿って進化していることをご存じでしょうか。今は、亀の子束子のツリーまであるって……。
驚きのラインナップと進化を調べました。
「亀の子たわし」の基本形
https://www.kamenoko-tawashi.co.jp/
私たちがイメージする亀の子束子といえば、元祖の、茶色いたわしをイメージする人がほとんどではないでしょうか。パームやしを使った「たわし」。掃除道具としても定番人気の1号型を基本として、大きめの3号、4号、ミニサイズのチビッコPがあります。しかし、これだけではなく、日々、たわしが進化しています。
進化系①:白いたわし
現代のキッチンにも合う白いたわしは、ドーナッツのような形が特徴。S字フックにもかけられるたわしは、サイザル麻を使った白いたわしと、ヤシの実の繊維を脱色したほんのり肌色のホワイトパームの2種類があります。
乾きやすい素材なので、スポンジとは別に束子を愛用している人も多いそうですよ。モダンなたわしは洋風のキッチンにも相性がよく、水切も早いです。
進化系②:亀の子スポンジ
亀の子スポンジはプレゼントにもよさそうな、カラーバリエーションが人気。
銀イオンを配合して抗菌タイプになっています。ワインのようなメルローやシャルドネ色、ホワイト、グレー、イエローの合計5色があります。パッケージには「Kamenoko」と書いてあり、亀の絵が描かれています。デザインもおしゃれ。
セット販売もあり、引っ越し時のご挨拶に使う人もいるようです。
進化系③:ボディたわし
面白いのがボディケア。ひもがついたボディブラシのたわしには、名前がついていることに注目!
- サトオさん
- タムラさん
- ナリタくん
- ニシオくん
と固さによって名前が違っています。サトオさんは、初心者にもおすすめのかたさのたわしで、白い色。そして、タムラさんやナリタくん、ニシオくんは上級者向け。だんだんかたさが変わります。このほか、「サトオさん(ひも付)」や「タムラさん(ひも付)」などもあり、自分が欲しいかたさ、用途によって使い分けができます。
かかとや足裏をマッサージするのにたわしを使っている人も多いようです。
背中を洗える専用器具のねじりん棒も売っています。自宅であかすりのようにしっかり汚れを落としたい人に。
進化系④:トータスペットH(植木鉢置き)
たわしでできた、大型の「かめ」。
一見すると何なのかわからない「トータスペットH」と呼ばれるアイテムは、植木鉢を置くためのフラワースタンド。亀の子束子の素材でできているので、水はけもいいです。かめ好きの人におすすめ。
かめのほか、うさぎやせみ、いぬ、ふくろうをモチーフにしたたわしもあります。
進化系⑤:キーホルダー
なんと、亀の子たわしが好きな人のための「キーホルダー」まで登場しているほどの人気ぶり。キーホルダーは、タムラさん、ナリタくんの2つ。価格は660円です。
直営店の本店や谷中店で売っていて、外国人観光客に人気という口コミを見かけました。
進化系⑥:クリスマスツリー
期間限定で登場するのは、亀の子たわしで作った「たわしツリー」。いわれてみるとわかる束子素材のツリーです。2019年は11月から発売していて、大きさやカラーバリエーションもさまざま。
茶色の束子のイメージとは違う、緑や赤のモダンなツリーです。1つ1つが個性的でかわいく感じられます。期間限定商品なので、見つけた時に気に入った色を買うのがいいかもしれません。
亀の子たわしの直営店に行ってみたくなる!
そんな亀の子たわし、モダンな雑貨店のような直営店があります。亀の子たわしは、「本店」と「谷中店」の2店舗で、どちらも個性的な雰囲気です。
亀の子束子本店
亀の子束子本店は、かなりレトロな雰囲気。昔の建物をそのまま生かしたお店。JR板橋駅の近くにあります。駅の東口からは徒歩8分。
平日9時~12時、13時~17時の営業で、定休日は土日祝日です。直営店の限定商品もあるそうです。
(本店住所)
東京都北区滝野川6-14-8
亀の子束子谷中店
本店のレトロな雰囲気とは一転して、谷中店はモダンな白い外観が特徴的。
オープンは2014年。周囲にはおしゃれなカフェも並んでいます。外国人観光客も多く、日本の伝統的商品の束子を広めている店舗です。
人気のたわしキーホルダーのほか、Tシャツやトートバッグも扱う店舗で、束子以外の珍しい商品を買いたい人におすすめ。
千駄木駅から徒歩6分。JRの西日暮里から徒歩15分でも行くことができます。営業時間は11時~18時、定休日は月曜日です。
(谷中店住所)
東京都台東区谷中2-5-14
まとめ
現代風に進化している「亀の子たわし」。昔のレトロな雰囲気のたわしのほか、最近では白いたわしやキーホルダーまで登場し、ラインナップもかなり豊富。本店や谷中店のような直営店はインスタ映えもしそうです。
掃除道具としてはもちろん、背中を洗ったり、足裏を洗ったりして束子を身近に感じてみるのもいいかも……!