ノルディックウォーキングとは?靴やポールの選び方は?【高齢者もスポーツを楽しめる】
ノルディックウォーキングと呼ばれるニュースポーツを知っていますか?
北欧、フィンランドが発祥で夏も冬も楽しめ、ポールを使って全身運動ができるスポーツです。気になるのはポールの選び方や長さ、靴の選び方、坂道の歩き方のコツ。どうやったらいいのかをまとめました。
ノルディックウォーキングとは?高齢者もできるスポーツ!
ニュースポーツ(新しいスポーツ)として、日本でも普及しはじめているのが「ノルディックウォーキング」。クロスカントリーの選手が、夏の期間のトレーニングとして取り入れていたスキーウォークを一般の人にもやりやすい方法で取り入れたスポーツです。
基本は山道を歩くウォーキングですが、ポールを使って上半身も動かすため、ウォーキングよりも体力を使います。わずか10分程度でもエクササイズ効果を感じられて全身運動ができます。
そして、高齢者も挑戦しやすいスポーツです。2020年、令和2年に新しいスポーツに挑戦したい人にも気軽に参加できます。
ノルディックウォーキングの体験教室があるので参加してみよう!【体験談】
ノルディックウォーキングは、大型運動公園などで体験教室を開催しています。ノルディックウォーキングに興味があるなら参加してみることもおすすめ。
ポールをレンタルすることができ、正しい姿勢での歩き方を教えてくれます。私もノルディックウォーキング体験教室に参加してきました。コーチが1人いて、歩き方指導を簡単にしてくれます。ウェアは動きやすいものでOK。運動靴で参加します。
最初は慣れないですが、だんだんとウォーキングをしていくにつれて身体が暖かく感じられるように。全身運動で、二の腕にも効いた気がします。
ノルディックウォーキングのポールの選び方
ノルディックウォーキングには、専用のポールが必要です。スキーのストックに似ていますが、ノルディックウォーキングのためのポールが売っています。
スキーストックの違いは、コンクリートを歩くため、ラバーチップと呼ばれるゴムの覆いがあることです。スキーのストックも山道や芝生では使えますが、一般道路でも使える専用商品が売っています。
ポールは、手で握るグリップにストラップがついていて、ストラップを手首に固定して歩きます。シャフト部分が伸縮できるタイプ、固定しているタイプの2種類があります。ストラップには右手、左手の区別があります。
ノルディックウォーキングのポールの長さ
歩く前にポールの長さを調節します。ポールのストラップ部分がまっすぐ立っておへその位置に来るくらいの長さを用意します。歩く前にポールの長さを調節してください。
スポーツブランドのミズノでは、「身長×0.63」を適当としています。
140センチ……90センチ前後
150センチ……95センチ前後
160センチ……10センチ前後
170センチ……108センチ前後
180センチ……115センチ前後
自分の身長に合わせて選んでみてください。
ノルディックウォーキングのポールは折りたたみが便利?
初心者は、折りたたみで長さが調節できるタイプがあります。最初はおへその位置くらいの長さにして、慣れてきたら長くします。身長×0.7程度の長さで使うと運動負荷がかかります。自分の運動能力に合わせてポールの長さを調整してください。
折りたたみタイプだと、自動車にも乗せやすいです。
ノルディックウォーキングのポールのメーカー
ノルディックウォーキングのポールはスキーメーカーのほか、杖のメーカーが販売しています。
- LEKI(レキ)
- シナノ
- ハタチ
- キザキ
- Lapin(ラピン)
- ミズノ
- フィザン
などがあります。商品はスポーツ用品店のほか、楽天市場などのインターネット通販サイトでも売っています。
ノルディックウォーキングの基本の歩き方
足を出した反対方向の手のポールを地面について進みます。杖に頼りすぎず軽く地面を触るくらいがちょうどよく、ひじは曲げずに行うと運動効果が高くなります。ポールで地面を軽く押して身体を前に進ませます。地面を押しだした時にグリップから手を離します。
ノルディックウォーキングでは坂道も楽に
ノルディックウォーキングのポールは、杖のようにしても使えます。
坂道では、
上り坂……1歩前にポールをつくことでひざの負担も軽減でき、ラバーチップがウォーキングの補助をしてくれます。
下り坂……お尻側にポールをついて歩くこともできます。重心コントロールがしにくい高齢者も、山道を自由に歩くことができます。
一般的な杖よりも使いやすく、ラバーチップのゴム部分がアスファルトを歩く時もスムーズにしてくれます。高齢者で、階段がつらい、上り坂が辛い人の毎日のウォーキングにも使えます。
ノルディックウォーキングの靴の選び方
ノルディックウォーキングの頻度が高くなると、ポールだけじゃなくウェアや靴もそろえたくなります。ポールがあればどこでも楽しめるノルディックウォーキングですが、ハマる人はアイテムも揃えるようになります。
ノルディックウォーキング用のシューズはありませんが、歩く距離が長くなるとウォーキング専用の靴を買ってもいいでしょう。フィット感があり、長距離歩行もしやすいものを選びましょう。
種類としてはノルディックウォーキングがクロスカントリースポーツなので、トレイルランニング用のシューズが一番。
- ランニングシューズ
- ウォーキングシューズ
のスポーツメーカーの運動靴を選ぶと歩きやすいです。
ノルディックウォーキングを楽しもう!
高齢者も楽しめるスポーツ、ノルディックウォーキング。ニュースポーツとして注目されています。
ポールの選び方や正しい歩き方、靴の選び方を紹介しましたが、最初は体験教室からはじめてみるのもOK。山道を歩きながら自然を眺めたりするのも楽しいはずです。